こちらも合わせてご覧ください。
(※随時更新していきます)
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今回のテーマは
「もし、大事なゴルフの日がある」
ならどういう準備をすれば良いか?
それを、
今から4つのポイントに絞ってお話します。
箇条書き形式にしますので、
Aランク
無意識でできている
Bランク
意識すればできる
Cランク
知っている(けどできてはいない)
この3段階で時々チェックしてみてください。
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FPGM(フルポテゴルフメソッド)
準備編
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(1)「全てのラウンドはテストである。
そして、単なるテストでしかない。」
あんなに練習したのに、うまくいかないとか、
自分には才能や能力がないのではないのか?
そんなことを思うことは時にあるかもしれません。
いつでも順風満帆!そんなゴルファーは
1人もいません。
壁を感じた時に進む勇気が
きっとあなたにはあるはずです。
練習でできたのに、コースでできないこと
あるいは、
普通のラウンドではできたのに、試合になるとできないこと…
そういうことが普通に起こるのがゴルフです。
スコアが悪くなりそうな時でも、
「このラウンドから何が学べるか?」
それを考え続ける人と
投げやりなプレーをする人では
後から大きな差になります。
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(2)「寝たら、曲がるかもしれないし、
寝たら、治るかもしれない。」
もし、あなたがラウンド前夜に
たくさんの球を打ち込んだにもかかわらず…
「翌日のプレーで全くまっすぐ飛ばない!!」
そんなことを感じた経験はありませんか??
たとえ、
前夜ナイスショットばかりだったとしてもです。
ゴルファーは研究者が多いので、
前夜に食べたもの、
誰と話したか?
どういう運動をしたか?
(例えば重い荷物を持ったとか…)
そういう全てのことを記録して
違いを見つけ出そうとした人さえいます。
けれど、結局、ほとんど毎日ゴルフをしている
プロでさえも、
毎日ベストプレーとはいかないのです。
(だから3日や4日プレーするわけです。
初日良くても2日目に大叩きして会場を去ることは
特別、大した事件ではないのです)
なので、
10回ラウンドして
1、2回ナイスプレーができたとしたら、
あなたは
「十分に優秀なプレーヤー」だと言えます。
もう一度言います。
「十分に優秀なプレーヤー」です。
大事なゴルフの前夜はアプローチや
スイングを軽く確認する程度にとどめて
おく方が、
おそらく良いでしょう。
付け焼き刃でなく、
普段の準備
(アドレスの軸、リズム、スイングバランスが一定か?)
そういうことを心がけることがとても大切です。
もし、前日に球が曲がっていたとしても、
「寝たら治る」と暗示をかけるのも有効です。
深く考えすぎないで、
もっと風を感じて、
コースの難しさにドキドキして、
会話を楽しんでプレーしましょう。
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(3)ナイスショットを打つことよりも、
「打つ前に100%決断したか?」それが重要だ!
ラウンド後にスコアとは別に
毎ショット「決断したか?」メモしておくこと。
例えば、
「トップしたくないし、ダフりたくない」
「右の池は嫌だけど、左のOBは嫌だ」
というのは決断していない状態です。
できるできないではなく、
「フェアウェイの右サイドに打つ」
「ハーフトップを打つ」
というようにやるべきことをハッキリさせましょう。
100%決断している時の
プレーはとても満足感があります。
気持ちを切り替えられないミスで
後悔するのは、性格ではありません。
「結果が欲しくて、結果だけ追い求めている状態です」
決断が不十分な時に起こります。
意思決定のプロセスを明確にしましょう。
(そして、これは訓練次第で誰でも習得できます)
良いスコアを出したい気持ちは本当によくわかります。
でも、一度に出来ることは、あまり多くありません。
状況判断
(ボールのライ、傾斜、コースレイアウト、風)
と
自分のスイング
(リズムと振り幅)
がマッチして初めて良い結果が生まれます。
まずは
「どういうクラブで、どういうショットを打つのか?」
毎回必ず決断するようにしましょう。
そのためには、
今からできる、あなたがやるべきことは
練習時から
「このクラブだとどういう弾道の高さで飛ぶか?」
「どういう動きをするとミスするか?」
ということを
いつも「観察」することが大切です。
ほとんどの人が
「打ってみるまでどういう球になるかわからない」
けど練習している状態です。
スイング理論は様々で、皆とても素晴らしいです。
ボールの飛び方は
「ダウンスイングのシャフトの軌道」
「インパクト時のフェース面」
で基本的にほぼ全ての現象が説明がつきます。
ただ、それよりも大事なことは、
「自分はこうやってスイングすると、こういう球が出る」
ということを
「観察」してください。
他の人から見たら
ミスショットのように見えても、
あなた自身はミスショットだと判断してはいけません。
「ただ、そういう球が飛ぶように振っているのだな」
とニュートラル(良し悪しを脇に置いて)
に感じてみてください。
練習そのものがテストでしかないのです。
コースで感情が揺れる人は、
そもそも練習時から「良し悪し」でしか
判断していないものです。
メカニズムばかり考えすぎず、
フィーリングを大切にしましょう。
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(4)0.93の法則
「ベストスコア×0.93=理論上十分出るスコア」
大前提として、
人間には慣れ親しんだ環境に
「いつも無意識に戻る」という習性があります。
コンフォートゾーンとか
ホメオスタシス(恒常性)と呼ばれるものです。
ベストスコアが90の人は
前半40だと、
なぜか後半50なるアレです。
わかっているけど、「無意識だから」
ラウンドが終わってから気づくのです…
FPGMではスポーツ心理学の視点から
「ベストスコア更新の法則」というものが
あると考えています。
今のベストスコア×0.93
=その人のポテンシャルで十分普通に出るスコア
この公式を覚えておいてください。
ベストスコアが108の人は
100.44(小数点以下切り捨て)
となり100は出ます。
ベストスコアが100の人なら93
ベストスコアが82の人なら76
は
「十分普通に」出るスコアです。
おそらくあなたの周りのハンディ5以下の人に
上級者の方に聞いてもらえれば
「そういえば、そんな感じでベストスコア更新できたな」
と同意していただけるはずです。
「十分普通に」
と思っている人は
コンフォートゾーンや
ホメオスタシスを突破することができます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
あなたなら、きっとできる!
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ブログ発行者
(公社)日本プロゴルフ協会
PGAティーチングプロ
國枝 泰幸