灰の中から蘇る不死鳥だ/ラ•ラ•ランドを見て




一昨日、「ラ・ラ・ランド」

と言う映画を見てきまして

感想をどうしても書きたくなりました。





アカデミー賞6部門受賞作品と言う事でしたが…

僕は事前情報「全くない状態」で

映画をふらっと見に行ったわけです。


そうしたら、どうなったか??




奥歯がカタカタして、

腹筋が割れてしまうのかも
しれないと思うくらい



最後のチャプターで

体が震えて、声にならない声で

映画館で泣きました。

(結局、多分ただのアホなんだと
思うけど3回劇場で見ました)



自分にこれだけの感情が

「まだ眠っていたことに」

かなり驚きました。




2回目見たときは、
「なぜ自分がここで反応するのか?」

内観することをテーマに

見てみましたが…

それでも同じシーンで何かがあるのです。




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見所その1
素晴らしき「ファンタジー」

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映画のカテゴリー上は、
「恋愛映画」と言うことになっています。

そういう要素をベースにしつつ

「報われる時」

という思いを体感(先取り)できる

素晴らしい映画だと思うのです。




ミュージカルの好き嫌いは
多少あると思うし、


僕は正直「日本」だとあんまり受ける

テーマではない気がします。






・自分の業界に対して
強いこだわりがある人

(そして、失われつつあるもの…
劇中でセブは「ジャズは瀕死だ」と言っている)


・長い期間、日の目を見なかったことに取り組み続けてきた人
報われつつある人にとって






「全てが報われる感」を半端なく味わえます。


もちろん、

情熱があるからうまくいくとは限らない

それは当たり前です。




でも、「情熱」がなくなったら

全て終わりです。




ネタバレにならない程度に書くなら、

僕が感動したところは

「幕があける」ところと、

あの人が「どうぞ」と奥へ案内するところです。






開眼してからグルーヴする」の動画でもお話ししていますが、



僕はゴルフの分野以外でも

一度理解したことを、

もう一度追求することが好きなので、

一昨日見たのに、今日もまた見てきました(笑)


わかったようになった

こそ

「やっとスタート地点に
立てたと思うのです」




※学習したことを48時間以内に、

再度インプット&アウトプットすると

バラバラだった情報体系が整理されて、

記憶に残りますので、

(あと、好きなものだと関連情報を調べたりして、記憶の回路に

強い紐付けを意図的に起こすことができます。

無駄情報から

記憶の回路に網の目に

ネットワーク化するイメージ)



簡単に言うと、頭がよくなります。





なので、ゴルフもすごく楽しくて、

良いスコアが出たラウンドの後は、

可能なら「寝ないでボール打った方」が
脳にも良いのではないかと思います。

よく練習場で昨日は調子良くて、

翌日のコースだとうまくいかない時あるじゃないですか?

そういうときは「寝なければ」

ショットの調子は
案外うまくいったりしますよ(笑)


ただ1日寝ないでボール打つと、

「グリーン上で眠いとライン読みにくいんですよね」




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ファンタジーの世界と
役者魂(プロ意識)

(ときに他者から
理解されがたいこだわり)

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女優を目指すミアを
演じるエマ・ストーンは

途中で表情がガラリと変わるのですが、
(立場が人を作る)


それ以上に

男優のライアン•ゴズリングがすごい!


まじで凄い!


ゴルフうまくならないと感じる人は
「基準変わるから(絶対)みるべし」



ライアン演じるセブは

自分の音楽性と「仕事としてのピアノ」

の表現性の狭間で悩むわけで…

(アーティストあるあるですね...
だいたいバンドの解散理由は
音楽性の違いだったりする...

お、お、音楽関係者に対する激しい偏見!)




普通に最初見たときは、

「ピアノ弾ける人をキャスティグ」したんだと思ったんですが、

それくらい自然なのです。





役作りのために、ほとんど毎日練習したらしい…

ということを聞いて2度ビックリ

(ピアノシーンも吹き替えなし)



「すげぇ、プロだ!」




この感覚はすごく大切だと思って、


「私、初心者なんです」って思っていて、
言葉に出す人に対しては、

「ゴルフ歴が短い人」に言い直してもらっています。


(謙遜の意味で言っていても、
信念体系として「絶対にうまくなる」と思っている場合は別です)



謙遜のつもりなのかもしれないですが、

「私は覚えが悪いんで…」とかいうのは

脳にとっては「毒」でしかありません。

やめましょう、
自分の可能性をわざわざ自分で下げる言葉遣いを。










ゴルフもある意味、
ファンタジーなんだから、

「どれくらい未来を先取りして

没入しながら」

ボールを打てるか?


それが本当に大事です。



全ての練習は
「単なる動作練習」ではなくて

「イメージトレーニング」だと考えます。





ゴルフをやるとどうしても
最初は周りが気になります。

上手すぎる人が多いことも

よくわかりますし、


人によっては、

「いいスコア出さないと意味がない(ような気がする)モード」

「プレーする前だけが期待感がマックスであとは下がっていくだけ」


にどんどん入っていきます。


ファンタジーとは完全に逆サイド…




ライアン•ゴズリングがどういう気持ちで

ピアノをほぼ毎日練習したかわからないけれど、

最初から
マスターするのが当たり前だという感じで、
練習しているんでしょうね。




2回目見るときは、

「事前情報をしっかりいれて」見たにもかかわらず、


音楽業界の方の目は別として

僕には「映画のために直前で練習して仕上げた感」

には全然見えなかったです。



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「ファンタジーに没入できるとき」

うっすい、しょぼい気持ちで

練習「しなければならない」とか、

何か必死感満載で「目標達成するのだ!」

とかよりも

学習は加速されるのです。


「好き」に少しの「狂気」という名のスパイスを
(劇中のセリフ)
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かつて輝いていたタイガーウッズは、

鮮烈なデビューにあたり、
「ハローワールド!」から始まり


(→某選手からは黒人は(前年度のチャンピオンディナーで)
「チキンでも食べるのか」と揶揄されたりする中で...ゴルフやらない方は意味不明だと思うのでここはスルーしてください)


どういう思いでゴルフを
していたかというと

想像するに

あるセリフに集約されると思います。


TWにとって「最高の報酬」というのは

「プロとして賞金がもらえることはもちろんありがたい…」

「ただ、(それ以上に)最高の仕事がしたい」のだ!という表現をしていたはずです。

(今がどうかは知りませんが、確かそんなことを述べていたと思います)



そして、この映画のテーマに

情熱があるから、

響く人にはガンガン響く!




話があちこち飛びますけど…



「歴史観」とか「世界観」は、

知識によって構築されていくものだから、

ボールの打ち方だけじゃなくて、

「今、どういう時代にゴルフがあり、

そしてこれからどこへいくのか?」

っていうことも

(今後、発展するのか、それともこのまま衰退していくのか?)

たまに考えるようにしています。



こだわりが強すぎて
自分の思いを持て余すセブに対して
(ある意味、保守的だと言われても)

「ジャズは未来だ」と
ボーカルのキースが語りかけるのは、

対象を愛するが故の割り切れない思いを

汲み諭す表現だと思うのです。













最初にこの映画はファンタジーだ!


って書いたと思うのですが、


「ファンタジーだって、わかった上で

それでも、なお

どれくらい臨場感持って没入できるか?」




大げさでなくて、

幸福感は大きく変わるなと感じました。



ゴルフを「ただの球打ちゲーム」
にするのか?


それとも

「情熱に」
「あなた自身の可能性に」
「未来へ」

どれだけ紐付けできるか?

ということに


あらためて気づかされる映画でした。







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(映画見た人へ)
僕が好きなセリフ
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(メモとかしてないので、うろ覚えですが)


「灰の中から蘇る不死鳥だ」

「自分はまだノックアウトされてない、ロープ際で相手に打たせているだけだ」

(からのセブ姉の「モハメド・アリ〜」のくだり)」


「ほんの少しの狂気が、新しい色をつける」












(※あくまでも私的な感想です)







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2017/08/04追記

Blu-ray買いました(笑)