先日、4日連続ラウンド(コースレッスン等)の最終日に
いや、すごく日焼けしましたよ(≧∇≦)
いまでこそ、楽しくゴルフできていますけれど、
この夏休み前の時期になると
ゴルフをまだ始める前のことを思い出します。
高校3年生の夏のころのお話しです。
多くの方もそうだったかもしれませんが、
当時の僕は、将来が何も決まっていなくて、
何をどうしたら良いかわからず、
とにかく、なぜかやたらと焦っていました。
(課題がたまりすぎて、
何から手をつけて良いか、わからないのはゴルフも同じかも…)
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《目標達成には時間が必要か?》
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この記事を書こうと思ったきっかけは、
先日、個人コーチングをしている、
ある女性の方に質問されたからです。
息子さんが受験生で全然勉強しないらしく、
「コーチは高3のときに、
どれくらい勉強したか?」ということです。
これって
「ゴルファーの人もまったく同じような質問をするな〜」
と思ったのでお答えしました。
(もちろん、僕もこれは最初は悩んでいたので、お気持ちはよくわかります)
あくまでも僕自身の考えなので、
参考になるかはわかりませんが、
そもそも高校3年生の6月末くらいまで
受験勉強なんてしたことなかったので、
高3の7月の時点では、
勉強のやりかたも成績も特に意識もしていませんでした。
それまで、バドミントン部でまじめに練習していて
チームはインターハイ目指して、
土日もずっと部活だったということを言い訳に
通信教育のベ○ッセ(昔の進○ゼミ)
の高校生講座の
「高1の4月号から
完全に白紙の状態でして(笑)」
母にバレたら、鬼のように怒られると思っていました。
だって、送られてくる教材の
高1の4月号から高3の7月号まで
「何にも手をつけてないわけですから」
今の自分と違って、
どうやって目標設定したら良いかも全然わからないので、
すごくシンプルな目標設定として
「夏休みの間は3時間睡眠と10時間勉強する」
ことにしました。
(※結果的に3時間睡眠は途中で挫折したけど)
正確に言うと
「10時間勉強できたらいいな~(でも、大変だから無理かも~)」という感じです。
結果から言うと、
「10時間勉強する」は達成できました。
密度が濃かったとは言えません。
ただ、どうやって「塾にも通わず、一人で」達成できたか?
というお話しをします。
(たぶん、ここが難しいようなので)
結局、受験勉強も始めるまえに
基礎・基本がまったくなかったので、
「何がわかっていて、何がわかっていないか?」
それがそもそも全くわかっていない状態
でした。
その時点で「今の自分に何が手元にあるか?」考えてみたところ
先ほどのベネッセの高校1年の4月号から順番に
「1ヶ月の内容を1日半から2日で終わらせる」という
ある意味、無謀な計画を立てました。
基礎がわからないのに、
受験勉強なんてできないでしょう?
という当たり前の事実です。
(この夏休みの前の時点で赤本を見ても本当にさっぱりわからない)
そもそも最初になんで、
3時間睡眠にしたかというと、
「中学の友達と勉強の息抜きと称して、
(正直)サッカーして遊びたかったからです」
でも、想像してみてください
勉強嫌いだからといって、
息抜きに
夏の暑い日にサッカーやって、3時間睡眠だとどうなるか?
「終始眠くて、惰性で勉強するだけになる」
(半分寝ていて、時間だけが過ぎて満足する)
わけです。
これって、全てを得ようとして、
「一番中途半端な状態だな」と思いました。
半年後もズルズル続けていけば、まぁ普通に不合格でしょう。
そんな自分が「嫌」だったのです。
結局、この1日の積み重ねが理想かと考えたときに
友達に「僕は勉強したいからサッカーやめるわ」と言いました。
すごく、辛かったです。
やっぱり中学の友達って大事じゃないですか…
でも、人が進む時って、結局
「人間関係はガラって」変わるものみたいですね。
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自分で決めた限界は、
基本的に世間の人がなんとなく決めた限界
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「1ヶ月の内容を1日半から2日で終わらせる」
という具体的な計画は
勝手に決めていた限界を突破することになったので、
ものすごく自信がつきました。
(世の中にはもっと、勉強ができる人はいくらでもいらしゃるので、
比べてもしょうがないわけで、
自分で決めたことを守ったことが自信になるのだと
一番最初に感じた出来事です)
そして、基礎・基本から
ずっと一気に積み上げたので、
結果的に成績も上がったのです。
目標に向かう過程はある意味「孤独」です。
(ゴルフの練習も一人で打球場にいくことはとても大切だと思います)
ただ、学生時代の勉強ならまだしも、
特に大人になってから
「ゴルフを一生懸命がんばる」
といったときに、
応援してくださる方がいるでしょうか?
ほとんどの方にはいないと思いますし、
「プロ目指すわけでもないのに、アホじゃないの」
とさえ言われるかもしれません。
(でも、そういう考えをいうこと自体が小さいと思います。
別にうまくなりたいことに真剣で何がおかしいのかと思いますよ)
僕は、アホだとは思いません。
先日、お仕事で
大成功されている経営者様とゴルフ場からの帰る際に
「自分は仕事はうまくいっているので、ゴルフを通して、
『苦痛感情』を味わうのは新しいチャレンジです」
ということをお話しされていました。
向上心の鏡のような方だと感じます。
結局、
ゴルフに対する取り組み方は
人生に対する取り組み方の姿勢なんだなと
教えていただいた気がします。
話を戻すと
高校3年生の夏休み前の自分は、
そもそもゴルフを始めていないので、
現実的にゴルフの世界にいくのは無理じゃないかな?
という気持ちの方が正直強くあったと思います。
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つまらないことを続けられた
動機はどこにあったか?
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今回、なぜ自分が決めたことをやり遂げることができたのか?
その一つの転機を思い出しました。
ちょうどこの夏休み前のあるときに、
坂田信弘プロの
という本に出会いました。
↓
(※かなり衝撃をうけて、高校の現代国語の中で、
オススメの一冊を紹介しなさいという授業で
確か、この本をクラスメイトに紹介した記憶があります。
アマゾンで1円であと数冊売られてるけど、
ここで紹介したら、なくなるかも:笑)
この本の中に、
「研修生になるのは古い道、今は大学ゴルフ部に入り競技経験を積め」
と書いてあったのを覚えています。
(ちなみにこの本は
確かQ&A形式になっていて、
今も昔もゴルファーって悩んでいたことがよくわかります)
次に、ゴルフ部に入るにはどうすればいいか?ということを調べ始めました。
すると、
・高校時代によい成績を上げて、セレクションまたは推薦を受ける。
・私立のゴルフ部でゴルフの成績をあげる。
というルートがあることに気がつきました。
でも、このルートを選択したら、
まず、100%レギュラーにすらなれないだろう!ということに
「始める前に気がついたわけです」
レギュラーになれなかったら、試合に出れないから無意味だなと
そして、次はお金の問題ですね。
「私立大学ゴルフ部に入るには『家が一軒立つくらいお金』がかかる」
という本当なのか?
都市伝説なのか?
よくわからない情報が見つかりました。
(でも、私大の選手に聞いたら、確かに海外遠征はあるって言ってましたね)
うん、こっちもなおさら無理だね…
でも、僕はここで決して諦めませんでした。
「なんかどこかにゴルフを始める
未発見のルートがあるのではないか?」ということで、
・研修生にならない
(結局、卒業後に研修生やるのですけどね)
・私立大学には進めない
という消去法の中から、
地元の大学にゴルフ部があることを見つけました。
ただし、下調べをしっかりとしました。
そのゴルフ部には
「毎月2000円の部費でゴルフし放題だよ!」
という甘い言葉が書いてあったのです。
これ、すごくないか!!!ということで、
もういちど選択肢を見つめました。
・ゴルフ経験を持って、私大ゴルフ部に入る
(現時点で経験とお金がなくて無理)
・高校を卒業して研修生になる
(試合経験が積めないし、坂田プロがあまりオススメしないと書いてある)
・2000円でゴルフし放題をする
(ただし、学力が足りない)
結果、消去法で(3)を選びました。
今でこそ、好きなことは何時間でもできると思えますが、
「勉強」や「練習」が
最初から好きな人はほとんどいないと思うのです。
まして、最初はすべての人が初心者です。
ただし、「能力」や「考える力」は、
後からでも身につけることができます。
「勉強」も好きじゃなかったけど、
やっていくうちに重要なことに気がつきました。
あ、これ、もしかして
「やっている時間」が大事なのではなくて、
「やった量」が大切なのではないか?
もっというと、結果を出すためには
「憶えている本当の量」が
合格基準に達すれば、
いいんじゃないか?ということに気がつきました。
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おまけコンテンツ
ゴルフ記憶術はこちら
(※音声講座です)
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だから、僕は
その女性の方に、
息子さんにとって、
「勉強時間そのものよりも、なぜ、その学校にいく必要があるか?」
(自分にとっての本当の目的の明確化)
「そのために何が必要か、合格している人に基準値を聞く」
(基準と達成方法の明確化)
「最初は簡単なところから始めて、徐々に質を高め、量を増やす」
ただし、最終的に合格ラインを超えると決めておかないと、
欲しい結果は得られないかもしれないと最初に覚悟しておく」
(期限から逆算しないと、満足感は得られるが望む結果は得られないかもしれない)
とお伝えしました。
ゴルフの無料メルマガで
・1年後の目標と
・そのために現在自分自身で考えている課題と
・そのために何を犠牲にできるか?
(何かを得るためには、先に何かを差し出さないといけないわけです)
あえて、犠牲と表現していますが、
僕は
「未来の自分を信じてどれだけ時間とお金を投じて素直に実行し続けるか」
だと思うのです。
好きでやるなら犠牲という表現は違うかもしれませんが、
(それはごもっともな話です。)
エネルギーを投入していることは間違いないわけです。
「未来の自分」と「今の自分」をつなぐ架け橋を
どれだけハッキリ、クッキリ描けるかだと思うのですね。
(その状態になれば「あとはやるだけ」モードになることができます)
ここの無料メルマガ講座の回答でも、
正直いろいろな人がいるなと感じます。
例えば、
「1年後に70台でまわりたい、
現在スコア120~100くらいの方がいる」とします。
その思い自体は素晴らしいことです。
そして、
「週1回ラウンドして、週1回だけ練習して
そのスコアを達成する」と
どうか、他のプロに聞いてみてください。
なんと答えるでしょうか?
(目標は高いから良いわけではなく、現実レベルでも考えないと難しいと思います。
ゴルフはイメージのスポーツですが、ただの夢想家ではいけません)
もし、目標をずらさないなら、
「量を増やす方法を探してみてください」
ゴルフの向き合い方は、
これまで「何か達成したこと」の基準が影響しています。
その方法をやればかならず、
100を切れますし、
シングルには余裕でなれると思います。
➡️本当に目標を達成したい方はこちらのページを読んでください。
もしも突破体験がない方は、
ぜひゴルフを徹底的にやることをお勧めします。
ゴルフがうまくなるのは、
ある意味、受験勉強と似ています。
ゴルフはただの趣味ではなく、
今以上に真剣にやれば、
(深刻…ではなくて、新しい可能性を追求することは楽しいです^ ^)
きっと他の分野の取り組み方の基準も変わると思います。
ですから、スランプだ、不調だ、
「あたらしい打法やメソッドに目移りする」
という前に、
・目標と目的の見直し
(ここが最重要です)
・達成の本当の基準を知っているか?
・適切な練習量と環境づくり
が必要です。
メンタルが強いとか、弱いとか…
以前の問題です。
「基準とやり方」を
知っているか?知らないか?
ただそれだけです。
応援しています^ ^